Renovation
BaBが考えるリノベーションの手法
中古物件を購入し、リノベーションをすることで自分らしい暮らしを、新築と比較してリーズナブルに手に入れる、という価値観は近年広く受け入れられてきています。
リノベーションをする際、現状では新たに間取りを大きく変える場合や配管等を更新する場合は、一般的には一度内装をすべて取り払い、一からつくり直しています。しかしながら10年や20年スパンで、住まい手が変わるたび、その住まい手に合わせて内装をまた一からリノベーションをする、というのは方法は、これまでの日本の「スクラップ&ビルド」の文化と本質的には違いがありません。
そこでBaBは、この先の日本のリノベーション文化がもう一歩成熟したものになるように、「価値があるものを次の住まい手に引き継ぐこと」と、「次の住まい手が自由に間取りや内装を変えられる」ことを両立できるリノベーションの手法を考えてみました。
次世代リノベーション
TSUGU
次世代リノベーション「TSUGU」は、「引き継ぐこと」と「間取りを変えやすくすること」を両立するため、これまで一体型でつくられていた内装(インフィル)部分を「インナー・インフィル」と「アウター・インフィル」の2つに分離してつくる、という発想です。(アウター・インフィル工法)
アウター・インフィル
アウター・インフィル
アウター・インフィル(OI)工法
アウター・インフィルは、既存の躯体(構造体)の内側に新たにつくる内装レイヤーのことを言います。このアウター・インフィル部分は、住まい手が変わってもずっと引き継ぎながら使い続けていくという考え方です。今後の環境変化に対応できる高断熱・高気密の性能を有し、また長く使い続けることで味わいが増すような良質な素材を使用します。
間仕切り壁などの内装部分(インナー・インフィル)はこのアウター・インフィルと分離した内側につくるため、将来的にライフスタイルの変化や住まい手が変わった場合でも、従来の工法よりも容易に間取りを変更することができます。
アウター・インフィル
インナー・インフィル
この先どうなるかわからない時代だからこそ、後から間取りの変更が難しいすべて一体型のつくり方ではなく、つくり変える必要のないアウターはよりしっかりと、後から変更する可能性があるインナーはより軽くつくる、という発想です。
また、次回のリノベーションする際、一からフルリノベーションをする必要がなくなるため、壊す範囲、つくる範囲が格段に減るので、資源や施工費用などを大幅に抑えられます。
「TSUGU」リノベーション手順
① スケルトン
アウター・インフィルをつくるため、一度スケルトン状態にします。その際に古くなった電気配線や給排水の配管を、長く使い続けられる最新の仕様に更新します。
② アウター・インフィル
高断熱・高気密の外周壁と、使い込むほど味が出る無垢フローリングを使用したアウター・インフィルをつくります。将来的に間取り変更をすることを見越して、どの位置に間仕切り壁ができても対応できるよう、BaB独自の電気配線工法を考えました。
③ インナー・インフィル
アウター・インフィルを造作後、間仕切り壁、天井や棚などの内装部分(インナー・インフィル)をつくります。間取りや内装の仕上げなどはお客様に合わせて自由にアレンジ可能です。
④ 次の住まい手に
将来的に、次の住まい手にバトンタッチする際は、アウターインフィル(仮)を残したまま、資産価値として引き継ぎます。
引き継ぎながら使っていくことで、リノベーション文化をより成熟させていきます。
技術的特徴
床先行工法+無垢フローリング
標準仕様
フローリングを貼った後に間仕切り壁をつくることで、将来的に次の住まい手がリノベーションする際、床を壊さず簡単に間取り変更ができます。間仕切り壁の位置を変更した場合でも、BaB独自の工法により、床を壊さずに床下の補強をします。
高性能断熱材
標準仕様
今後の環境の変化にも十分対応できるよう、国土交通省が定める省エネ基準以上の基準の断熱材を使用します。断熱材の種類は、物件の状況やお客様のご要望に応じて最適なものを選定していきます。
インナーサッシ
標準仕様
高断熱・高気密なアウターインフィル(仮)をつくるため、インナーサッシを設置します。インナーサッシの種類は、樹脂製や木製のものがあり、お客様の好みに合わせて選択が可能です。
電気配線チャンバー
標準仕様
BaB独自の電気配線チャンバー工法により、間取り変更をした場合でも簡単に配線の移動が可能になります。チャンバーは外周部の床下と梁部分に回っています。また配線は系統ごとに色分けされているため、後からでもどれがどこの系統か一目でわかるようにしています。
ダクトレス全熱交換器
オプション
全熱交換器を設置することにより、換気による空調エネルギーのロスを少なくすることができます。マンションの場合、ダクトレスタイプを使用することで天井のダクトが不要なため簡単に設置可能です。
※物件の状況次第では使用できない場合があります。
放射式冷暖房システム
オプション
放射式冷暖房システムは、冷温水が流れたパネルからの放射熱により緩やかに冷暖房する方式です。エアコンのような風主体の冷暖房ではないため、風の直撃による不快感や温度ムラがありません。
※物件の状況次第では使用できない場合があります。
サービス
BaBでは、物件をすでにお持ちの方、中古物件をこれから探す方、どちらでもお手伝いいたします。
中古物件探しからご相談される場合は、設計施工者目線で物件のアドバイスをいたします。
次世代リノベーション「TSUGU」
標準価格 60㎡ 850万円(税抜) ~
物件探し
事前に希望条件をヒアリングし、不動産パートナーと一緒に物件探しをします。
設計
丁寧にご要望をヒアリングし、プロの視点でご提案やアドバイスをします。
施工
自社施工のため、お客様や設計担当とスムーズにコミュニケーションできます。
施工可能エリアは、基本的には東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県になります。
個別相談は無料で行っておりますので、お気軽にお問合せください。
商品展開
BaBでは、このアウター・インフィル(OI)工法を取り入れたリノベーションを世の中に広めていくため、
自社だけでなく多くの方々と一緒に展開していきます。
ご興味をもっていただけましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
01
株式会社BaB
自社にてエンドユーザー向けに、アウター・インフィル工法を取り入れた次世代リノベーション「TSUGU」のワンストップサービスをいたします。
02
他企業モデル
他企業様のリノベーションブランドに、アウター・インフィル工法を取り入れていただき、一緒に今後の価値あるリノベーション文化を成熟させていきます。
coming soon...
会社名
準備中。
03
設計事務所
設計事務所様にアウター・インフィル工法を取り入れたリノベーションの設計を行っていただき、BaBが施工にてお手伝いいたします。
04
買取再販モデル
買取再販事業者様の行うリノベーションにアウター・インフィル工法を取り入れていただき、先を見据えて価値あるものを提供します。将来的にこのアウター・インフィル(OI)住宅を資産価値として評価し買取りや再販売ができればベストだと考えています。